カテゴリー: 5.0

三体II 黒暗森林(劉 慈欣)

本格的なSFがこれほど面白いと思ったのは久しぶりだ。第一弾は確かにプロローグに過ぎなかったのだろう。第二弾となる本作では、三体文明からの侵略の危機に晒された地球人の行動が描かれている。 前作で主人公として描かれていた葉文…

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じんかん(今村 翔吾)

松永久秀というと常に裏切り者というレッテルを貼られ、悪人の代表のようなイメージで描かれることが多い。極悪人とされる人間の心の内を想像しようとする人は少ない。本作品は、松永久秀という人の生き様をから、人間社会が向かうべき未…

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サロメ(原田 マハ)

十九世紀末、タブーに踏み込んだ劇作家オスカー・ワイルドと、その作品サロメのイラストで時代を席巻したオーブリー・ビアズリー。二人の関係が一線を越えて深まっていこうとする中、病気を抱えるオーブリーに献身的に尽くす姉メイベル・…

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若冲(澤田 瞳子)

江戸中期の人気画家・伊藤若冲の人生を描いた物語。若冲はなぜあのような奇抜な絵を描いたのか。懊悩の極みにあって、絵を描くことだけが生きる術だったのではないか。楽に生きていくことなどできず、死ぬこともできない自分。 前半から…

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熱源(川越 宗一)

舞台は明治から昭和にかけての樺太(サハリン)。そこで出会い、そこで生きる人々の声が聞こえてくる。アイヌ人、ポーランド人、日本人、ロシア人、あるいはオロッコなど、それぞれが尊重しあって生きていた場所は、本当の意味での「無知…

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