カテゴリー: 小説

路(吉田 修一)

台湾に日本の新幹線を導入する大きなプロジェクトが始動する。商社に勤務する多田春香は、そこに携わるために現地で活動を始めるのだが、彼女の台湾への思いは特別なものがあった。かつて、台湾へ行ったときに出会ったエリックという男性…

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最低。(紗倉 まな)

四つの短編は、それぞれが女性たちの物語。母や姉との相いれない生き方の違いを描いた1章、仕事としてAV女優をしながら、AV会社を経営する彼を支える2章、セックスレスとなった夫との関係に不満を感じながらAVに出演する3章、そ…

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ルパンの娘(横関 大)

伝説のスリ師の孫娘・華が恋をしたのは警察一家の長男だった。スリ師一家は祖父母、父母、そして兄もが盗みのプロフェッショナルだが、華だけは普通の仕事をして暮らしている。恋人の和馬は公務員であると聞いていたが、ある日、家族に紹…

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シューマンの指(奥泉 光)

シューマンの文学的音楽、そしてその生き方が、現代を生きる若者を導く。その先にあるものは光なのか闇なのか。 里橋優の元に、鹿内堅一郎から驚くべき手紙が届いた。かつて天才と呼ばれたピアニスト・永嶺修人が、失ったはずの指を克服…

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猫鳴り(沼田 まほかる)

中年夫婦のもとにやってきた仔猫。流産で子を亡くしたばかりの夫婦は猫を捨てに行く前半、その描写は生々しく残酷にも思える。しかし、命を安易に扱わないという観点では、無責任に餌付けしたりすることよりも現実的な選択に思える。捨て…

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