キューバ革命を成功に導き、その後も長きにわたって国を支えてきたフィデル・カストロ。シリーズの前作と本作では、同氏がどのような幼少期を過ごし、そしてやがて革命に向かうようになっていくかを描いている。 チェ・ゲバラ、フィデル…
小説を中心に、時々ドキュメントやエッセイも読みます。
キューバ革命を成功に導き、その後も長きにわたって国を支えてきたフィデル・カストロ。シリーズの前作と本作では、同氏がどのような幼少期を過ごし、そしてやがて革命に向かうようになっていくかを描いている。 チェ・ゲバラ、フィデル…
第二次世界大戦時の末期、枢軸国であったハンガリーでも、ユダヤ人への迫害と資産の没収が行われた。そのユダヤ人資産を管理し、オーストリアに移送するための列車に乗ることになった主人公らだが、その道のりは困難に満ちていた。 また…
日本が戦国の世だった十六世紀、ヨーロッパでも戦争が繰り返されていた。特にカトリックとプロテスタントによる宗教戦争は熾烈を極めた。カトリーヌ・ドゥ・メディシスは、そんな時代にフィレンツェで生まれ、フランス王家に嫁いた。夫の…
1947年、主人公の女性シャーリーは、第二次世界大戦で行方不明になった従姉を探すためにある人物を訪ねる。それは、第一次世界大戦中にスパイとして活躍した女性イヴだった。物語は、第一次世界大戦当時のイヴの視点と、1947年の…
キューバの最高指導者であったフィデル・カストロ氏が、この世にその存在を表す1945年までを描いたもので、人間としての同氏が生き生きと描かれている。前半は父親やその親友の物語、後半は同氏の物語で、まっすぐな生き方に心が熱く…
第二巻目では、ゲバラが、ボリビア、ペルー、パナマ、コスタリカ、ニカラグア、そしてグアテマラと、運命に導かれるように歩んでいく。ゲバラの行動は創作部分が多いが、そこで語られる中南米の歴史の凝縮が凄まじい。世界を感じる必読の…
チェ・ゲバラを描いたシリーズの第一部は、医学生のゲバラが親友とともに南米を旅する物語。正義感溢れる一方、若気の至りも多々あり、いろいろな出会いや学びがゲバラを育てていく。エビータとの関係は著者の創作であるが、実際にそんな…
激動の中国を生き抜いた著者の曾祖母、祖母、母、そして自身を中心とするドキュメント小説。 【上巻】1909年~1953年までが描かれているが、共産党が台頭してくる時代の臨場感が伝わってくる。女性が虐げられた時代から平等の時…