獣の奏者 II 王獣編(上橋 菜穂子)

歴史には終わりがなく正解もない──二巻で物語がいったん終わることで、そのことが表現されているのだろうか。
何もかも著者に答えを求めるなら読めない、奥が深い物語になっている。
王獣という獣に惹かれていくエリン、戦争に利用される獣たち、それらをどう考えるかは読者に委ねられている。
普段、ファンタジーを読まない人にもおススメしたい。

個人的おすすめ度 3.5