草々不一(朝井 まかて)

江戸の市井の人々を描いた短編は、心に染みる作品ばかりだった。
タイトルの草々不一は本を締めくくる作品で、武士とはこうあるべきと頑固に生きてきた男が、妻を亡くしてから大切なことに気づく物語。
ラストシーンにほろりと涙が零れてしまった。
お勧めの一冊。

個人的おすすめ度 4.0