蹴りたい背中(綿矢 りさ)

著者が十九歳の時に書いた芥川賞受賞作品。
高校生の青春を描いたものだが、そこに感じる孤独感や苛立ちなどが素晴らしい感性で描かれている。
十代で読んだら素直に共感したと思う。
自分だけが孤独だと思っていた青春期を懐かしく思い出した。

個人的おすすめ度 4.0