街の灯(北村薫)

ベッキーさんシリーズの一冊目だが、先に読んだ三冊目(直木賞受賞作)が面白かったのでこちらも読んでみた。
昭和初期を舞台に、 変死事件や暗号事件を、お嬢様・英子と運転手ベッキーさんのコンビが謎を解いていく痛快な物語。
このシリーズが面白いのは、謎解きが面白いのはもちろんだが、登場人物が生き生きと感じられること。
そして、物語全体に品があり、日本語も美しいことだと思う。
とても痛快で楽しく気持ちよく読めた一冊だった。

個人的おすすめ度 3.5