玻璃の天(北村 薫)

明治の浮かれたような時代から、大正、昭和と時代が過ぎてきた昭和初期、不穏な空気が流れ始める頃の様子が伝わってくる。
その中にあって、主人公・英子とベッキーさんの毅然とした姿は素敵だ。
品格あるミステリーシリーズだが、畏まらずに読める良本だと思う。

個人的おすすめ度 4.0