夏の庭―The Friends(湯本 香樹実)

3人の少年と老人の交流を描いた爽やかな物語。
この本を読んでいて、そういえば昔は近所の神社の裏だったり、作で囲われた空地の中だったりと、冒険遊びをしたことを思い出した。
些細なことでも好奇心が掻き立てられて、大人だったら超えないであろう一線を越えて、時には怪我をしたりもしながら育ってきた。
そんな時代の雰囲気がこの少年たちに感じられ、老人は彼らの好奇心を満たしてくれる存在だった。
この本を読んでいる間、私は少年たちと共にそこにあって、幸せを感じることができた。
日本版スタンドバイミーと言える一冊。

個人的おすすめ度 3.5