ロスト・ケア(葉真中 顕)

介護業界の闇に真正面から取り組んだ作品。
誰もが遅かれ早かれ直面する介護だが、その時にならないと考えることがないのが現実かもしれない。
厳しい業界だと言われる一方、そこで仕事をする人たちにとっての日常は、他の人にとっては非日常になっている。
人はロボットではない、心があるんだ、という当たり前のことが放置されている社会。
その現実を突きつけられた。

個人的おすすめ度 4.0