タグ: 恩田陸

ドミノin上海(恩田 陸)

小さな偶然が積み重なって引き起こされる大騒動。交差するはずのなかった25人と3匹の運命は、やがてホテル青龍飯店へ繋がっていく。倒れ続けるドミノのように、止まることなく物語はクライマックスへと向かう。 個性的すぎる登場人物…

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ドミノ(恩田 陸)

東京駅周辺を舞台に、28人の登場人物がそれぞれの立場で奔走する様を描いたパニックコメディ。保険会社の社員、子役オーディションを受ける娘と親、ミステリー好きの学生、別れ話をする青年実業家、俳句を楽しむはずの警察OBなど、そ…

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上と外(恩田 陸)

中米の某国でクーデターに巻き込まれ、両親とも逸れてしまった兄妹が、密林の中で出会ったものとは。前半は、謎だらけの中で、家族間の微妙な関係性と目まぐるしい展開とがうまく絡み合って展開していくのが面白い。後半はクーデターの大…

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祝祭と予感(恩田 陸)

感動のピアノ小説「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ短編集。それぞれの人物像が浮かび上がるいい話がいろいろあって楽しめた。読み終えてから各章のタイトルを眺めてみるとなるほどと思う。本編に続けてすぐにこれを読むと余韻をさらに楽しめる…

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六番目の小夜子(恩田 陸)

どんな作家さんでも、その時にしか書けない作品というのがあると思う。高校生の青春の輝きを、こんな風に捉えられる感性は本当に素晴らしい。謎を追う楽しさと共に、多くの人が通り過ぎる青春期の葛藤が、高校生たちの描写を通じて蘇って…

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蜜蜂と遠雷(恩田 陸)

これは本当に小説なのだろうか?紙面から音が聞こえる気がするのはなぜだろうか。音楽を文字でここまで表現できるのかという感動があった。ピアノに人生をかけたピアニストたちの思いが交錯し、それぞれの生き方が旋律となって表現されて…

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