六番目の小夜子(恩田 陸)

どんな作家さんでも、その時にしか書けない作品というのがあると思う。
高校生の青春の輝きを、こんな風に捉えられる感性は本当に素晴らしい。
謎を追う楽しさと共に、多くの人が通り過ぎる青春期の葛藤が、高校生たちの描写を通じて蘇ってくる。
素直に面白かった。

個人的おすすめ度 3.5