さよならドビュッシー(中山 七里)

音楽の魅力を感じながら、素晴らしい結末を迎えるかと思いきや、とんでもない展開が待ち受けている上質のミステリー小説だった。
過酷な運命に翻弄される主人公だが、中盤はスポ根物語のようにピアノに熱中していく。
そして、感動のフィナーレを迎えるのだが……。
ドビュッシーやショパンなどの名曲を聴きながら読みたい一冊である。

個人的おすすめ度 4.0