豊饒の海 天人五衰 第四巻(三島 由紀夫)

四部作の最終巻。
本多や透の人間に対する捉え方は厭世的であり、かつ自分の自尊心は決して傷つけられない利己主義もある。
そして、それこそが人間だ、お前もそうだろう、と読み手の喉元にもナイフを突きつけるような厳しさがある。
人生で一度は読むべき名作!

個人的おすすめ度 4.0