桜宵(北森 鴻) 投稿日: 2020年2月25日2020年2月25日 投稿者: taku 三軒茶屋のビアバー・香菜里屋は、おいしいビールと極上の食べ物がある。そして、ちょっと推理が好きな常連客たちが、マスターと共に大小さまざまな謎を紐解いていく。人間の哀切が感じられる連作短編は、こんなお店で酒を飲みながら読みたくなるものばかり。第二弾となるこの本にも5編が収録されているが、どれも甲乙つけがたい面白さ。落ち着いた文体の先に、夜の三茶の裏通りが見えてくる。読めば読むほど好きになるシリーズである。 個人的おすすめ度 4.0 Tweet