愚行録(貫井 徳郎) 投稿日: 2019年3月2日2020年1月4日 投稿者: taku 自分の心を見透かされているかのような、心に刺さったガラスの破片のような作品だった。一家殺人事件をめぐって何人かのインタビューが進むのだが、それぞれの告白によって浮かび上がるのは、一家の様子だけでなく、告白者自身の内面でもあった。人間とは愚かな生き物だ。そして、愚かさゆえに愛すべ者なのだと思う。 個人的おすすめ度 3.5 Tweet