忍びの国(和田 竜)

第一次天正伊賀の乱での、伊賀忍者と織田勢の戦いを描いた物語。
忍者小説はともすれば現実感を失いかねなものだが、この作品はまるで自分がその時代のその場所にいたかのような臨場感を味わうことができる。
人物描写のうまさ、アクションシーンの精巧さに加え、後半には涙もあり、心に刺さる一冊となった。

個人的おすすめ度 4.0