些細な人生の選択が、やがて大きな綻びとなることがある。それは自分自身にとってだけでなく、誰かの人生にも大きな影響を与える。振り返れば、だれもがそういう分岐点を通過して今を生きているのだろう。 末期がんの妻に、過去を悔恨を…
小説を中心に、時々ドキュメントやエッセイも読みます。
些細な人生の選択が、やがて大きな綻びとなることがある。それは自分自身にとってだけでなく、誰かの人生にも大きな影響を与える。振り返れば、だれもがそういう分岐点を通過して今を生きているのだろう。 末期がんの妻に、過去を悔恨を…
妻を亡くし、娘を亡くした安藤聡は、生きる気力を失っているように見えた。その安藤に、小沢早苗は「なぜ謝るんですか?」と聞く。もし早苗の存在がなかったら、彼はこの物語の最後まで生きていることはなかっただろう。 安藤は、娘が死…
本屋大賞ノミネート作品ということで著者の作品を始めて読んだ。ホラーと言っても重い内容ではなく、ばらばらに見える物語がどこで繋がっているのかというミステリー的要素もあった。ホラーが苦手な私も、大きな恐怖は感じずにサラサラッ…