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犬がいた季節(伊吹 有喜)

三重県四日市の高校に迷い込んだ一匹の犬は、昭和から平成へと過ぎていく時代の中で生徒たちと共に生きた。青春のひと時、かけがえのない出会いがあり、将来を左右する決断があり、切ない別れがあり、その後の人生を支える大きな喜びがあ…

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雲を紡ぐ(伊吹 有喜)

羊毛を織って作るホームスパンは、様々な色に染め毛をより合わせて糸をつくることで、様々な色合いを生み出すことが出来る。それはまるでたくさんの人が互いに繋がって美しいハーモニーを奏でるかのようである。 学校に行けなくなった高…

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彼方の友へ(伊吹 有喜)

明治から昭和中頃まで出版されていた少女の友(実業之日本社)という少女向け雑誌がある。この本は、この雑誌に関係した人々の思いが込められた素敵な物語である。 昭和十二年から昭和二十年という激動の時代、主人公のハツはこの雑誌作…

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