きっとこの本を後で読み返すと、その時代を思い出すことだろう。泣けるエッセイもあれば、笑えるエッセイもあり、考えさせられるものもあれば、するりと納得できるものもある。それにしても、さすがに「ベストエッセイ」というだけあって…
小説を中心に、時々ドキュメントやエッセイも読みます。
きっとこの本を後で読み返すと、その時代を思い出すことだろう。泣けるエッセイもあれば、笑えるエッセイもあり、考えさせられるものもあれば、するりと納得できるものもある。それにしても、さすがに「ベストエッセイ」というだけあって…
新宿歌舞伎町で駆け込み寺を開き、人を助け続ける玄さん。ここでしか相談できない問題を抱えてやってくる人々。相談者に対して可哀そうだと同情するのではない。時には厳しい言葉を投げかけるが、本気で人生をやり直す意思のある人を見極…
本が好きな人は読むしかないという渾身の一冊。カバンの中にKindleを入れているが、基本的には紙の本を読みたいと思っている。紙に触れ、紙やインクのにおいを嗅ぎ、ページを捲り、栞やスピンを挟みながら楽しむひと時はとても贅沢…
海外で人が亡くなった時、その遺体はどのように扱われ、どのように母国に運ばれるのか。日本で外国人が亡くなった時もまたどうなるのか。当たり前のように隣にあった死について、恥ずかしながら考えたことがなかった。ずいぶん前から日本…
在宅医療では、終末医療を行うことも多いのだろう。本書は患者や家族、そして医療関係者を長期にわたって取材した作品で、在宅医療の看護師をしていた一人の男性が、がんになって余命宣告を受けてからの人生の選択が描かれている。 男性…