花競べ 向嶋なずな屋繁盛記(朝井 まかて)

江戸の種苗屋を営む主人公とそこ拘わる市井の人々を描いた本作品。
最後の一行まで感動し続けた名作。
涙なくして最後まで読むことはできなかった。
四季折々に変化する花や草木、職人が新たに作り出す品種などを通して、過去も現在も変わらない人間の心が描かれていた。
桜の季節には何度も読みたい一冊。

個人的おすすめ度 4.5