公平な社会なんてありえない。しかし、存在が比較対象になるならまだましかもしれない。そこにいながら、いないことにされている者が少なからずいることの現実(リアル)。 アル中の母親と暮らす14歳の少女ミアと弟のチャーリーにとっ…
小説を中心に、時々ドキュメントやエッセイも読みます。
公平な社会なんてありえない。しかし、存在が比較対象になるならまだましかもしれない。そこにいながら、いないことにされている者が少なからずいることの現実(リアル)。 アル中の母親と暮らす14歳の少女ミアと弟のチャーリーにとっ…
きっとこの本を後で読み返すと、その時代を思い出すことだろう。泣けるエッセイもあれば、笑えるエッセイもあり、考えさせられるものもあれば、するりと納得できるものもある。それにしても、さすがに「ベストエッセイ」というだけあって…
イギリスの労働階級のおっさんたちを描いたドキュメントだが、彼らの生き方から社会全体の在り様が見えてくる。特に、ブレグジット(EU離脱)を巡る人々の考えが結構深堀されていて、気づかされることがいくつもあった。労働党を支援し…
福岡生まれ・イギリス在住の著者が、アイルラド人の夫との間に生まれた息子のこと、息子が通い始めた「元底辺中学校」ことなどを通じて、大切なことを考えさせてくれる作品。息子さんの感性がとても素晴らしく、子どもたちから大人が学ぶ…