月の影 影の海 十二国記(小野 不由美)

シリーズの始まりとなる本書。
ある日突然、聞いたこともない世界に飛ばされた主人公が、謎だらけの世界で現実を受け入れながら成長していく物語。
ファンタジー小説は、描かれない多くの部分も含めた世界観が大切だと思う。
十二国記が多くに人に支持されるのは、そこがしっかりした正統派ファンタジー小説だからだろう。
実世界と異なる部分も自然に受け入れることができる良作だった。

個人的おすすめ度 3.5