タグ: 米澤穂信

黒牢城(米澤 穂信)

荒木村重は有岡城にて織田信長に反旗を翻した。物語は有岡城で起こる事件の謎を突き詰めていく戦国ミステリーだが、憂き世の切なさが溢れる世界が現代社会にも重なって見えた。 秀吉の使者として有岡城に遣わされた黒田官兵衛を、村重は…

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本と鍵の季節(米澤 穂信)

高校の図書委員の二人が、身近な人たちの相談から謎を解いていく連作短編小説。人が死んだりするような重い話ではないので、さらさらっと一気読みできるエンターテインメントで、毎回何かしらの本がキーになっているところが面白く、展開…

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王とサーカス(米澤 穂信)

ネパールで2001年のに起きたナラヤンヒティ王宮事件を背景にしたサスペンス。フリーの記者である主人公が偶然現地にいたことで取材を始めるが、新たな事件が発生する。本作は、ジャーナリズムのあり方、そして読み手である我々の姿勢…

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