カテゴリー: 3.5

遠野物語(柳田 国男)

先日、「始まりの木」(夏川草介著)を読み、やはり「遠野物語」を読まなくてはと積読本から抜き出してじっくりと読んだ。少しずつ消化しながら読んだつもりだが、理解しきれていないところも多々ある。しかし、日本という国、そして日本…

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カケラ(湊 かなえ)

少女は大量のドーナツに囲まれて死んだ。彼女は、かつての同級生の娘らしい。美容整形外科医の橘久乃は、彼女の死の真相を求めて関係者に話を聞いていくが、そこには人々が抱えるコンプレックスの欠片(カケラ)が散らばっていた。 太っ…

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ドミノin上海(恩田 陸)

小さな偶然が積み重なって引き起こされる大騒動。交差するはずのなかった25人と3匹の運命は、やがてホテル青龍飯店へ繋がっていく。倒れ続けるドミノのように、止まることなく物語はクライマックスへと向かう。 個性的すぎる登場人物…

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心淋し川(西條 奈加)

千駄木の付近に流れていた心川(うらかわ)。その周囲に人々が住み着いて町となった心町(うらまち)。裏町を心町とするところが人情味のある場所を表している。人には言えない事情があってここに住むようになった人たちは、互いに適度な…

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うなぎ女子(加藤 元)

鰻が食べたい──読み終えた第一声はそれだった。 鰻屋「まつむら」へやってくる女子たちの物語だが、5つの物語の中には常に典型的なダメ男の権藤祐一が出てくる。祐一と長く同棲している笑子、学生時代に祐一に告白して拒否された加寿…

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境界線(中山 七里)

福島県気仙沼の海岸で女性の遺体が発見された。女性が所有していた身分証明書には笘篠とあった。五年前に東日本大震災で津波にさらわれた笘篠の妻の名前である。刑事の笘篠は現地へ向かうが、そこで見たのは妻とは別人の遺体だった。 笘…

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