鹿の王 水底の橋(上橋 菜穂子)

前作の続編だが、ファンタジーというよりもはや医療小説ではないかと思えるほど深い考察を感じる作品である。
医療とは何を目指すべきか、医者とは、薬とは、そして命とは何か、そんなことを真正面から捉えていて、考え込んで唸りたくなる一冊だった。

個人的おすすめ度 3.5