銃(中村 文則)

確かに後味はよくない。
しかし、読むことを止められない。
銃を拾ってしまった男が、それを持つだけで自分の意識が変わったと思えたり、しかしそれを使いたい衝動と葛藤したりする様は、ある部分は狂気に見えるが、一方で私自身の中にもあるのだろうと感じた。

個人的おすすめ度 3.5