起終点駅(桜木 紫乃)

表題作の「起終点駅(ターミナル)」を含む短編6編。
北海道を舞台に、人が孤独を感じる瞬間から、それを乗り越えて一歩を踏み出す姿を描いたもので、北海道の風景でもなんとなく寂しさを感じるような情景がまた心に残る。
独りの世界に浸って読める一冊だった。

個人的おすすめ度 3.5