蜜蜂と遠雷(恩田 陸)

これは本当に小説なのだろうか?
紙面から音が聞こえる気がするのはなぜだろうか。
音楽を文字でここまで表現できるのかという感動があった。
ピアノに人生をかけたピアニストたちの思いが交錯し、それぞれの生き方が旋律となって表現されていく。
アンコールがずっと続いているような余韻のある素晴らしい一冊だった。

個人的おすすめ度 5.0