蛇にピアス(金原 ひとみ)

後感は、村上龍の限りなく透明に近いブルーを読んだときの感覚に似ていた。
強がって生きているが、内心は純情で、臆病で、しかしその表現が人に理解されない不安。
優しさでは満たされない孤独感や、自分の存在への疑問など様々な感情が無秩序に混淆していた。

個人的おすすめ度 3.5