沖で待つ(絲山 秋子)

会社の同僚との交流を描いた表題作は、現代の人間の距離感や寂しさ、その中で他の人に惹かれる気持などが非常にうまく表現された作品だと思う。
突然死んでしまった同僚が残した言葉がじんわりと沁みる。
同時に衆力された「勤労感謝の日」も面白かった。

個人的おすすめ度 3.5