手のひらの音符(藤岡 陽子)

誰もが人生の中で、大きな選択を迫られる時がある。
服飾デザイナーの水樹は、今の仕事が続けられなくなるという現実に直面する。
そのとき、学生時代の同級生からある電話が入る。
そのことをきっかけに過去を振り返ると、今の自分を作ってきてくれたのは家族や幼馴染たちだということが思い出された。
人生の選択は一人でしなくてはいけないが、人生は決して一人だけで歩むものではない。
そこにはたくさんの感謝があり、愛が溢れていた。
辛いことがあっても、前向きに頑張って行こうと思える一冊。

個人的おすすめ度 3.5