御松茸騒動(朝井 まかて)

今どきのサラリーマン社会と類似している江戸時代の武士の世界。
御松茸同心に左遷された若い尾張藩士が主人公。
自分は他人より仕事ができるという驕りが行動に表れてしまうのだが、過剰なほどの真面目さでそれを克服していく姿に感じるものがあった。
自分もがんばろうという前向きな気持ちになれる一冊。

個人的おすすめ度 3.5