八日目の蟬(角田 光代)

映画も素晴らしかったが、小説は全く別の作品のように感じる素晴らしいものだった。
誘拐した赤ちゃんを連れての逃避行。
空っぽな体の内側から滲み続ける痛みは、子が与えてくれる喜びで癒される。
タイトルの意味が分かってくる後半は、女性たちの強さを感じた。

個人的おすすめ度 4.0