光と影の誘惑(貫井 徳郎)

趣の異なる4編の短編ミステリ―で、それぞれしっかりとした起承転結があり、最後の一行まで楽しめる物語だった。
最後の作品「我が母の教えたまいし歌」の結末が一番好きだが、表題作の展開の秀逸さも素晴らしい。
4編とも外れがないお薦めのエンタメミステリー。

個人的おすすめ度 3.5