会津の義 幕末の藩主松平容保 (植松 三十里)

いわれなき罪を負い、朝敵とされてなお義を貫いた会津藩。
今の時代から見ればその正義が理解できるが、そうでなかった時代を生きた松平容保をはじめとする会津の人々の苦しみはどれほどだったか。
白虎隊の少年たちを弔う碑に刻まれた松平容保の句は、涙なくして読むことができなかった。
結末の解釈にも納得。
読んで損のない一冊。

個人的おすすめ度 4.0