ゲルマニウムの夜(花村 萬月) 投稿日: 2019年9月2日2020年1月4日 投稿者: taku 青年の神への冒涜ともとれる数々の行動には、空虚で何もない自分へのいら立ちが感じられた。厭世的な表現をしながら、どこかで最期の倫理を超えることを躊躇する自分がいる。そこに読者としての共感があるように思う。芥川賞受賞作らしさのある作品だった。 個人的おすすめ度 3.5 Tweet