あかね空(山本 一力)

京都から身一つで江戸に来た豆腐職人の永吉、そして妻と子たちを描いた家族の物語。
江戸との食文化の違いで苦労を重ねるが、やがて豆腐が売れるようになっていくと、家族の間に新たな問題が出てくる。
いくつもの障壁を乗り越えることで、家族の大切さを身に染みて感じるようになるのは、今も昔も変わらない。
読後、心地よさが残る感動作だった。

個人的おすすめ度 4.5